私は小学1年生の息子を持つ母親です。
いま、この記事をお読みいただいているあなたは、子どもの学力を伸ばしたいと真剣にお考えなのではないでしょうか?
私は、「頭がいい子のリビングには辞書・地図・図鑑がある」の本を読み、
実践することでお子さんの学力の向上はかなり期待できると考えています。
本の著者である小川大介氏は、
京都大学法学部卒業。
学生時代から大学受験予備校、
大手進学塾で国語の看板教師として活躍された方です。
その後、中学受験専門のプロ個別指導教室を設立し、
短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立した、いわば、中学受験のプロです。
私は子どもの学力を伸ばすために必要なことは、知識を勉強として詰め込むことではないと考えています。
なぜなら、勉強しなければいけないから、勉強する。
つまり、親からやらされていると感じている状態では、
知らなかったことを知る楽しさを味わうことはできません。
むしろ、勉強嫌いになってしまう可能性だってあるのです。
低学年までは、外遊びなどの自然体験や知育玩具を用い、遊んでいる感覚で学ぶことのほうが大切なのです。
図鑑・地図・辞書をおもちゃのように遊び倒すことで、学力は伸びていきます。
では、実際に辞書や地図を購入したいとなったとき、こんなお悩みはありませんか?
●図鑑や辞書を購入したいけれど、どんな図鑑や辞書を選べばいいのかわからない。
→年齢別に辞書・図鑑・地図など117点の書籍を紹介。
ステップアップのやり方、具体的におすすめの本が紹介されているので大変参考になります。
●図鑑や辞書は家にあるけれど、図鑑の見方がわからない。子供が自分から辞書を引くようになってほしい。
→図鑑の楽しみ方や辞書に慣れさせるポイントなど具体的な方法が紹介されています。
●お子さんが本や図鑑などに興味を持ってくれないと困っている。
→子どものタイプによる声かけの仕方も紹介されています。
この本が、そんなあなたの悩みを解決してくれます。
子どもの地頭をよくしたい、絵本の読み聞かせを失敗してしまったが、もう一度始めたいとお考えのあなたにもお読みいただきたい1冊です。
小1の息子は、短期間で絵本嫌いから絵本好きへと変貌を遂げました。
この本は、中学受験のプロの方が書いた書籍ですが、中学受験を目指す方だけを対象としているわけではありません。
勉強ではなく、辞書・地図・図鑑を使って思い切り、遊ぶ、楽しむ方法を提案してくれています。
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- 頭がいい子の家はリビングに辞書・地図・図鑑がある
- 息子の失敗談その1 知識の詰め込み
- 息子の失敗談その2 絵本の読み聞かせ
- 実際にリビングに辞書・図鑑・地図を置いたその後の効果
- 我が家で使用している図鑑・辞書・地図のご紹介
- 学校の勉強以外の知識こそが子どもを伸ばす
- まとめ
頭がいい子の家はリビングに辞書・地図・図鑑がある
あなたはリビング学習という言葉はご存知ですか?
リビングで学習すると学習効果が高まるというのは聞いたことのある方が多いのではないかと思います。
プロの家庭教師が口を揃えて言うことは、「できる子のお宅はリビングでわかる」
できる子と感じる子のお宅には
必ずリビングに図鑑、地図、辞書が置かれているそうです。
東大生の半数以上が子供の頃、家庭のリビングで学習していたという統計結果が出ています。
では、なぜリビングに図鑑や辞書を置くことがいいのか。
お子さんが自分ですぐ手に取れる場所にあるというのも図鑑などに親しむためには必要なことですが、
頭がいい子になるかどうかは、何をするか以上に、どんな環境に身を置くか
家庭環境が重要なのです。
それは、勉強ツールとされている、辞書・地図・図鑑に幼いうちから慣れ親しみ、
おもちゃのように遊ぶことが知的好奇心を育み、
楽しみながら知識を吸収することができ、学力向上に繋がるのです。
息子の失敗談その1 知識の詰め込み
実際に私が息子の幼児期に知識の詰め込む勉強をさせて失敗したと感じたことを書いていきます。
息子は幼稚園生のときに、ある幼児教室に通学していました。
年中・年長の授業では、ひながなやカタカナを覚えさせたり、計算などのワークに取り組んでいました。いわば、小学校入学準備の先取学習です。
読み書き計算は幼児期から始めたほうがいいのです。問題なのは、ワークで無理に覚えさせようとしたことです。
子どもが文字や数字に興味がない中で、
無理にドリルをやらせても、あまり効果がありません。
家庭学習を幼児期から習慣化させることはできればやっておいたほうがいいです。
ワークではなく遊びながら学ばせたほうが身につきます。
もちろん、幼児教室に通学していたお友達で、数字が得意なお子さん、
早い時期から文字に興味を持ち、一人で絵本を読んでいたお子さんもいました。
ただ、息子の場合、文字や数字に興味がなかったので、
結局、年長になっても、しっかりと数字の概念を身につけることはできませんでした。
ひらがなは読むことはできますが、カタカナを書く練習を始めてしばらく経った頃には、
ひらがなを書かなくなったことにより、
せっかく覚えたひらがなもすっかり忘れてしまいました。
幼児は、ひながなを覚えたからといってもういいやと書かなくなってしまうと忘れてしまうのです。書き続けることが必要です。
息子が年長になり、
サピックスや早稲田アカデミーなどの入室テストを受験しました。
そのことで、息子に
語彙力や読解力が身についていなかったことに初めて気づかされました。
そのときわたしは、
国語力(語彙力)・論理的思考力(考える力、読解力)を育てることの大切さを身に染みて感じたのです。
入塾テストでは、季節の草花を問う問題や年中行事の問題などが出題されました。
我が家には図鑑がありませんでしたし、絵本の読み聞かせもしていませんでした。
日常生活の中で数に親しむ努力や図鑑を見せたり、もっと絵本の読み聞かせをすればよかったと大変後悔したのです。
数の概念が身についていれば、入室テストの結果ももっとできたと思いますし、
年長から習い始めたそろばんの進級も、もっとスムーズにできたと思います。
幼児期というのは、ドリルを解くことよりも遊びながら学ぶことの大切さにやっと気づくことができました。
息子の失敗談その2 絵本の読み聞かせ
私の怠慢で読み聞かせが嫌いになってしまった年長の息子。
「なんとか本に興味を持ってもらいたい。」
そして、
「絵本の読み聞かせを再開したい。」
でも、
「そのためにはどうしたらいいのか?」
と私が悩んでいたときに、
「頭がいい子の家のリビングには必ず辞書・地図・図鑑がある」の書籍を
たまたま、本屋で見つけました。
こちらの本は、絵本の読み聞かせをしたいのに、お子さんが絵本になかなか興味を示してくれない
とお悩みのあなたにもおすすめできます。
というのも、私は息子への絵本の読み聞かせを1度は失敗したのですが、
辞書や絵本、図鑑などをリビングに置くことで絵本の読み聞かせがまたできるようになったからです。
息子が赤ちゃんのとき、私が絵本の読み聞かせをあまりしてこなかったために、
いざ読み聞かせをまた始めようと思ったときには、
息子が絵本の読み聞かせを拒否するようになってしまいました。
小さなお子さんに読み聞かせというと、まず絵本を思い浮かべるのではないでしょうか?
私もそうでした。
しかし、最初の1冊が必ずしも絵本でなくともよいのです。
お子さんの興味のある分野の図鑑や地図などから始めて、
徐々に絵本へと導いていくという方法で息子は絵本好きへと変わることができたのです。
実際にリビングに辞書・図鑑・地図を置いたその後の効果
現在息子は小学1年生。
息子を本好きにさせたいという目的で取り組み始めました。
もちろん、地頭をよくしたいというのが根底にあります。
実際に、辞書・地図・図鑑をリビングに置いてどうなったかといえば、
息子が嫌がっていた絵本の読み聞かせは、取り組み始めて4か月位で、
自分から
「この絵本を読んで欲しい」
と持ってきたり、親子で笑いながら楽しく絵本を読むことができるようになりました。
そして、先日息子が私に嬉しいことを言ってくれました。
「ぼく、絵本が好きになったよ」
そのことばを聞いた私は、
「やった~!」
と心の中でガッツポーズしました(笑)
そして、絵本などを読んでいて、わからない言葉が出てきたら、
辞書で一緒に調べるようになりました。
それから、最近では自分で辞書を引きたいと言い出し、自ら言葉を調べたりしています。
地図のえほんでは、国の名前を覚え、
どれだけの国の名前が言えるか、
競争しようと言ってきたりします。
子どもは自分の興味のあることなら、どんどん覚えていきます。
もっと早くから図鑑や辞書をリビングの本棚に置いていればよかったと思ったりしましたが、
10歳くらいまでが学力の基礎の土台をつくるには大切な時期です。
まだ、間に合います。
地図や図鑑は「理科」や「社会」につながるものです。
人が生きていくうえで、大事な力、将来に役に立つ知識や考え方を養ってくれます。
私は息子が本や図鑑、辞書を手に取ってくれるようになっただけでも嬉しいのです。
サピックスの入室テストを受験した頃に比べると、文章はすらすら読めますし、
当時よりは読解力も身についています。
息子は新1年生になったばかりで、学校のと成績が上がったなどということは
まだ試験を受けたことがないのでありません。
そして、実践したからといってすぐに国語の力がつくわけではないと思います。
ですが、「図鑑」「地図」「辞書」をリビングに置き、
親子で楽しく遊びながら学んでいくことで、あと伸びする力を育てることができると思うのです。
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我が家で使用している図鑑・辞書・地図のご紹介
おすすめの図鑑
①小学館NEOシリーズ
図鑑は「小学館NEOシリーズ」を使用しています。
ドラえもんがナビゲーターとなりDVDつきで楽しめます。
②こどもずかん
図鑑というと、小学館のような本格的な図鑑を思い浮かべてしまいますが、
1~2歳の小さなお子さんには、本書でも紹介されている
「こどもずかん」がおすすめです。
私も息子が2歳頃に購入しました。どうぶつ、のりもの、からだなど、
子供が好きなジャンル別に名前や形をイラストで紹介。
親子で会話しながら語彙を増やします。
おすすめの辞書
①ドラえもんはじめての国語辞典
初めて辞書を引く、幼稚園児から使用できる辞典です。
②ことば絵じてん
小さなお子さんには、イラストがあり、わかりやすい絵じてんが適しています。
おすすめの地図絵本
①にほんちずえほん
はじめて日本地図に触れるお子さんに適した絵本です。
学校の勉強以外の知識こそが子どもを伸ばす
私がサピックスの室長や習い事の講師とお話したり、息子の体験から感じたことは、
地頭がいい子になる、中学受験に成功できるかどうかは
●育った家庭環境
●親の努力
で決まると思いました。
ドリルを解いたりすることよりも、特に幼児期は子どもと一緒に遊ぶことが大事だと思います。
お買い物ごっこなど遊びを通して数に親しむなど、遊びながら学んだほうが効果があると感じます。
息子が年少時から通う、めばえ教室では鉛筆は使わずに遊びながら学ぶ教材を使用していますが、実際に効果が出ています。
年に一度実施される、めばえ教室の知能診断ではぐんぐん成績が伸びていますし、
塾の入室テストでも図形は満点です。
めばえ教室の子供たちは授業で勉強しているとは思っていません。
このことからも、遊びながら学ぶことの効果は抜群だと思います。
東大生の4分の1が通学していたという人気のめばえ教室の記事です。
図鑑や辞書、学力を伸ばすという点では、遠回りな方法に見えるかもしれませんが、
日頃からの知識の収集が地頭の土台となるのです。
辞書・地図・図鑑を見ながら、親子で一緒に不思議がり、発見し、驚き、楽しむ。
そうやって、遊べば遊ぶほどに、子どもの知的好奇心と地頭がすくすくと育っていきます。
まとめ
私が考える親の役割とは、子どもが楽しく勉強できる環境づくりをしてあげることだと思うのです。
親が子どもに対するかかわり方や声かけも環境づくりで大事なことです。
子どもがやる気になるような言葉をかけましょう。
幼少期の読み聞かせは、脳の発達や想像力、集中力がつくなどの効果があるというのはよく聞いていましたが、効果があるんだろうなと思いつつも、
読み聞かせが面倒に感じてしまい、これまで疎かにしてしまいました。
いくら読み聞かせがいいと人から聞いたり、本で読んで知っていたとしても、
人間は自分で本当に納得しないとなかなか行動には起こさないものです。
ですが、あなたには私のような後悔はしてほしくないのです。
そして、私も子どもに、調べるのが楽しい、勉強が楽しいと言ってもらえるような
環境づくりをしていきます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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