えみままの子育て日記

難関中学受験に向けてSAPIX・家庭学習・習い事のことを綴ります

全国統一小学生テストの結果【2019年11月3日】2年生

息子が全国統一小学生テストを受験するのは2度目となります。今回は四谷大塚直営校舎とは別の会場で受験しました。

全国で18,211人が受験した全国統一小学生テストの結果は、算数の偏差値は60を超えていますが国語と平均すると平凡な結果でした。

まだ優秀層が参戦していない低学年の偏差値や成績は参考程度と考え、成績のアップダウンは気にせず弱点を見つけ補強するための受験と割り切っています。

昨年11月の全国統一小学生テストで浮き彫りになった読解力不足が原因で問題が解けないという課題は1年前と比較すると改善されています。

息子の理解力も上がり、読書などの効果も出ているように思います。

それでもまだ、2019年11月の全国統一小学生テスト(算数)では大問6の問題文を理解できずに解けませんでした。

国語力というものは一朝一夕には身につくものではありません。

今後も国語の基礎固めをしっかりとしていきたいと思います。

今回の全国模試で感じたことは、国語も算数も毎日コツコツ学習することが大切だということです。

日々の家庭学習を毎日継続することで成績は上昇しますが、サボれば簡単に落ちるということを痛感しました。

では、全国統一小学生テストの内容を振り返りお伝えしていきます。

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全国統一小学生テストとは

年長から小学6年生までが無料で受けられる四谷大塚の主催する全国テストです。

全国統一小学生テストの申し込みや返却方法についてはこちらの記事をご覧ください。

www.emimama.com

3年生6月に受験した、全国統一小学生テストの記事です。

www.emimama.com

2年生全国統一小学生テスト(算数)

毎度のことですが、息子は国語、算数ともに問題用紙に答えを書きません。

持ち帰った問題用紙は、ほぼ白紙の状態なので再び全ての問題を解いて問題用紙に記入してもらい採点しました。

 

まず、全国統一小学生テストを詳細に分析された君だけの診断レポートの結果を見て思ったのは、算数の平均点が低いということです。

 

試験時間と配点

国語:30分  150点満点

算数:30 分 150点満点 

 

2018年11月(1年生)の算数全国平均は89.9点だったのに対し、

2019年11月(2年生)の算数全国平均は74.1点でした。

 

診断レポートの講評によると、後半の大問が空欄の受験生が多く見られたことで平均点が低くなったと分析しています。

 

大問3以降の問題は知識だけで対応することは難しく、思考力・分析力・基本を応用する力が求めらる問題が多く含まれていました。

 

思考問題にかなりの時間を要してしまい、最終問題まで辿り着けず時間切れになったお子さんが多かったと推測します。

 

息子は正しく文章を読み取れずに前半の問題を落としましたが、解き直し時に自力で解けなかった問題は正答率0.1%の問題だけでした。

 

問題の意味さえわかれば難問も解けることがわかったことは良かったです。

しかし、現時点の段階で難しい問題を解くことができる、できないかはあまり重要ではありません。

それよりも、低学年では算数は楽しい!勉強は楽しい!と子どもに感じてもらうことのほうが大切です。

今はできなくても、責めることはせずに見守ってあげてください。学年が上がり読解力や理解力がついてくれば解決できる問題だと思います。

 

大問1  計算問題

2桁や3桁の足し算や引き算、かけ算や虫食い算など合わせて10問です。

大問1は前回同様、全問正解していました。

大問2  文章問題

時刻や単位、規則・整理の問題など6問。

問題文を正しく読み解くことができず、2問ミスしています。

大問3  平面図形問題

正答率22%の問題です。

息子は簡単な問題だと甘く見て、マスを数え間違えるという痛恨のミス。

 

正答率は低めではあるものの、通信教育の「リトルくらぶ」やサピックスの授業でも類似した問題を解いたことがあり、私としては大問3は正解してほしかった問題でした。

 

普段の計算問題でもスピードを意識するあまりミスする傾向が見られるので、そこは徐々に改善していけたらと思っています。

 

息子に、どうして問題用紙に何も書かないのか?尋ねてみると

 

息子 「パッと見た瞬間に数字が浮かび答えがわかる!」

私  「うちの子、もしかして天才なの?」

 

と勘違いしてしまうような発言をするのですが、答え間違えてますからね~残念(笑)

 

きちんとマスを数えた数字をメモしていれば防げたミスでした。

 

大問4から大問6は思考の問題です。

大問5 規則・整理(思考)問題

(1)正答率11.4%(2)正答率6%の問題です。

家で解いてもらうと2問とも問題用紙に書いた答えは合っていたのですが、(2)がなぜか不正解でした。

おそらく字が汚くてバツになったのだと思われます。

大問6 立体図形問題

息子は長い文章問題の意味が理解できず解けませんでした。

しかも、何度読んでもわからなかったそうで散々この問題で時間を使った挙句、結局あきらめて飛ばしています。

 

解き直しをした際に、問題文の意味を教えると、

(1)正答率18.2%(2)正答率26.9%の問題はヒントなしで解けました。

(3)の問題は正答率0.1%の難問なので解けなくても無理ないです。

大問7 規則・整理の問題

あみだくじの問題でした。(1)の正答率45.2%の問題は正解しましたが、(2)と(3)の問題は時間が足りずに解くことができませんでした。

息子曰く、(1)の問題を解き終わってから時間が足りないと判断し、前半の問題の見直しをしたようです。

息子の話を聞く限りでは、少しずつテスト慣れして時間配分もできるようになっていると感じました。

今後の課題(算数)

①正しく問題文を読み解く力をつける

以前は前半のもっと短い問題文でも意味がわからないと言っていたので、それから比べると息子なりに成長しています。

読解力を上げるために国語の勉強を強化するのと並行して、長い文章問題を読むことに慣れることも必要だと思いました。

サピックスへ通塾を開始したためこれまでやっていなかったのですが、現在は中学受験用の問題集「最レべ小学1年・算数問題集」を1日1ページずつ進めています。

学年相当の問題集が難しいようであれば、学年を下げて取り組むのもおすすめです。

わが家も1年生の最レべ算数の問題集をやっています。

1年生のものでも問題の文章が難しいことには変わりありません。文章題を読む訓練をするのには丁度よいです。

 

▼最レべ算数問題集(小学2年)

▼最レべさんすう問題集(小学1年)

わが家は国語の文章読解については市販の問題集は使用せず、サピックスのテキストで復習をしますが、通塾や通信教育をされていないお子さんは入塾大対策にもなりますし、国語の最レべなどの中学受験用の問題集で長文に慣れておくといいと思います。

 

最レべ算数の終了後に検討しているのは「トップクラス問題集」と「スーパーエリート問題集」問題集です。

 

▼トップクラス問題集算数(小学2年)

▼トップクラス問題集(徹底理解編)算数小学2年

通常のトップクラス問題集よりも難易度は下がります。

▼スーパーエリート問題集算数(小学2年)

ただ注意していただきたいのは、このような難易度の高い問題集は、お子さんが嫌がっているのに強制的にやらせるのはよくないです。

勉強嫌いになってしまっては元も子もありません。

お子さんが嫌がるようでしたら、無理強いするのはやめましょう!

息子には本来ならば、1日2ページはやってもらいたいところですが、本人の希望で1日1ページずつ進めています。

低学年の今の時期は、難しい問題集をやることよりも

 

①勉強が楽しい!と感じる

②学ぶ意欲を持つ

③集中力をつける

④粘り強く最後までやり抜く力をつける

⑤学習習慣をつける

 

のほうが大切です。

計算力もつき、算数は楽しい!と感じるようなパズル系の問題集などもおすすめです。

 

▼宮本算数教室の教材賢くなるパズル(かけ算初級)

②問題用紙にメモをとる習慣をつける

息子は家庭学習でもメモをとりません。計算は珠算式暗算で計算し、文章問題や思考系問題も頭の中だけで考え、式も書かずに答えだけを書きます。

大事なところに線を引く、条件を整理するためにメモをするなど口酸っぱく注意していますが、なかなか言うことを聞いてくれません。

模試のときはいつも問題用紙は真っ白です。

それが単純ミスを誘発している原因だと思いますので、ここは改善していきたいところです。

③時間切れを防ぐために思考問題を解くスピードを上げる

後半の思考問題を最終問題まで解くためには時間との戦いです。

計算問題を解くスピードを上げるだけではなく、試行錯誤を要する問題を解くスピードを上げる演習もしていく必要があると感じました。

スピードを上げるためにはタイマーを使用するのが効果的です。

中学受験生に人気のあるタイマーでわが家も使用しています。

 

▼セイコースタディタイム

SEIKOスタディタイムの記事です。画像付きで詳しく説明しています。

www.emimama.com

2年生全国統一小学生テスト(国語)

前回、四谷大塚主催のリトルスクールオープンテストで成績が急上昇した国語ですが、全国統一小学生テストでは物語文の読解の出来があまりよくありませんでした。

 

また、時間が足りずに最後の問題まで解けなかったようです。

 

SAPIXのテストでも短期間で成績が急上昇したため、安心してしまったのがいけなかったですね。

語彙や漢字の勉強に集中し、サピックスの物語文の解き直しをしていなかったというのも大きな要因だと思います。

 

やはり毎日学習すれば力がつきますので、今後はサピックスの宿題にも無理のない範囲で取り組んでいきたいと思います。

ですが、一番の原因は設問の単語の意味がわからないことです。

 

息子と国語の解き直しをしてわかったのは、わからない単語の意味を想像して勘で解答しているということです。

 

全国統一小学生テストでは正解していましたが、言葉の意味がわからずして設問の問いに正しく答えることはできません。

国語の成績を安定させるために、語彙力をつけることが最重要課題です。

 

これまでも物語文に出てきた単語や熟語の意味がわかるか確認しその都度教えていますが、すぐに忘れたりします。

国語力をつけるには時間がかかりそうです。

漢字や計算同様、読解問題もやらねば成績は元に戻るということを肝に銘じて、今回の失敗を今後の学習に活かしていきたいと思います。

全国統一小学生テスト2度目の受験をして中学受験で大切だと思ったこと

①速くて正確な計算力はアドバンテージになる

低学年のうちは、とにかく計算力をつけろ!とよく耳にしますが、本当にその通りだと思います。

算数の基本は計算です。計算力をしっかり鍛えましょう。

計算ばかりやっていても思考力はつかないと感じるかもしれませんが、計算力は思考力の土台となります。

速くて正確な計算力をつけるためには多くの演習量が必要です。

おすすめは公文やそろばん教室に通うことですが、難しいようであれば市販のテキストで計算力を鍛えましょう。

 

▼そろばん教室の記事です。

www.emimama.com

②思考錯誤する力をつける

思考力を問う問題は、最後まであきらめずに粘り強く問題と向き合えるか、この面倒な作業を嫌がらずやれるかどうかが重要です。

 

低学年のこの時期は、難問が解ける、解けないかはあまり重要ではないと幼児教室やサピックスの先生方は皆おっしゃいます。 

 

それよりも手を動かして考えているか、最後まで諦めずに試行錯誤することができるかをみてあげてください。

 

息子が試行錯誤力を身につけることができたのは、年少から通い始めた幼児教室のおかげだと思っています。

 

親子で楽しく知育玩具を使い遊びながら学習できるご家庭は必要ないと思いますが、私のように算数が苦手だという親御さんにはプロの先生にお任せするのもひとつの手だと思います。

 

特に家庭で思考力の問題集をやらなくても、入塾テストで算数の図形問題は解けていました。

 

私が思う教室に通うメリットは、

 

①競い合える仲間がいること

②優れた教材を使用(自分で教材を探す手間が省ける)

③勉強しているという意識がなく仲間や先生と楽しみながら自然と図形感覚や知識を吸収できること

 

だと思っています。

めばえ教室のきらめきコースでは、植物トランプやことわざや慣用句、日本地図などをカルタやトランプを通して理科や社会に繋がるような学習も遊びながら学ぶことができます。

先日もリトルスクールオープンテストで慣用句の問題が出題されましたが、めばえ教室のカルタでやったから答えられたと息子は話していました。

楽しく遊びのように学習したことは忘れずに定着するようです。

 

幼児期のうちからスタートするのがおすすめです。

▼めばえ教室の記事

www.emimama.com

③子どもに苦手意識を持たせないこと

私は、子どもに苦手意識を持たせないようにすることはかなり重要だと思っています。

それは一度苦手意識が芽生えると、なかなか払拭することができないからです。

 

サピックスの入室テストの国語で壊滅的な点数を取った息子ですが、とにかく国語が苦手だと思わせないように気を配りました。

模試で国語で悪い点数だったとしても、息子は国語が苦手だとは思っていません。

 

どんなにできなくても、

「あなたならできる」

今まで学習していなかったからできないだけだと言い続けてきました。

子どもに「あなたは国語が苦手だね」

とお母さんが言ってしまうと子どもは国語が苦手だと思い込んで国語が嫌いになってしまうかもしれません。

たとえ思っても心の中だけに留めて口には出さないようにしましょう。

 

また、苦手意識を持つ前に早めに勉強を始めることが苦手意識を持たせないコツだと思います。

 

息子は国語より算数が得意です。

それは、年長の夏からそろばん教室に通い始めたおかげだと断言できます。

小学校の算数で足し算や引き算を教わる前に、2桁同士の足し算や引き算や、2桁×1桁のかけ算、わり算ができるようになっていたことが大きいです。

人よりも速く計算できることで、計算が得意だと自分に自信を持つことができました。

 

そして、年少の頃からめばえ教室に通っていたおかけで、図形に対しても苦手意識を持つことなく学習できています。

④自学自習するように導く

親から勉強をしなさいと言われながら渋々宿題や勉強をするのではなく、主体的に勉強をすることが大切だと思っています。

やらされている勉強は身につきにくいと感じています。

ときには、ゲーム性を取り入れ息子が楽しく学習できるように心がけています。

現在では、学校の宿題や毎朝の学習は私が声をかけなくても自分から勉強するようになりました。

毎日勉強を継続することで、歯磨きなどと同じように勉強することが当たり前だと思うようになるのだと思います。

1分以内で簡単にできるような算数の課題から始めたり、本人のやる気を高める工夫を日々、試行錯誤しながら取り組んでいます。

まとめ

全国統一小学生テストや日々の学習でミスした原因を探ると、大きな原因は国語力のなさだということがはっきりとわかります。

現状で国語は、物語文の内容次第で点数がアップダウンしてしまう状況です。

しっかりとした国語の基礎力がつくまでは成績は安定しないと思います。

逆に言うと、この国語力さえクリアになれば成績はもっと上がるはずです。

無料で受けられ、詳細に分析された診断レポートも貰うことができ、今後の学習に生かすことができます。

是非、全国統一小学生テストを受験したことがない方はチャレンジしてみてくださいね。

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