息子が年長の12月、四谷大塚の入塾テストを受験しましたが、全国統一小学生テストの受験は初めてです。
全国統一小学生テストは、2018年11月より年長生も対象となり参加できるようになりました。
お子さんの実力を知りたいという方は無料で受けられるので、是非参加してみてはいかかでしょうか。
息子の場合、文章を読み取る力が不足しているため、実力がないということはわかっています。
国語力や理解力が身についてから受験したほうがいいのではないかとも考えましたが、今回初めて四谷大塚で全国統一小学生テストを受験してよかったと思っています。
低学年までは基礎学力をつけることの大切さを感じていました。受験を通して、さらにその思いが強くなり、わが家では家庭学習を見直すきっかけにもなりました。テストを受験すると毎回、気づきや学びがあります。
どうせいい点数は取れないし、受ける必要ないよと思っている方にも中学受験を目指すのであれば小1から受験することをおすすめします。
お子さんの苦手分野がはっきりわかります。苦手な分野の対策は早くから始めましょう。
では、全国統一小学生テストの内容やわたしが感じたことをお話していきます。
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全国統一小学生テストとは
全国統一小学生テストとは、四谷大塚主催、全国約2,500会場で実施、6月と11月の年2回行われます。
四谷大塚全27校舎、全国の提携している学習塾で一斉に行われる年長生・小学生を対象とした学力テストです。
2007年度から実施されており、受験料は無料
試験教科:年長生/算国癒合型
1・2・3年生/算数・国語
4・5・6年生/算数・国語・理科・社会
出題範囲:年長生/考える力を見る問題
小学生/各学年2学期までの教科書の内容+応用問題
試験形式:マークシート方式。年長生・1・2年生は記述式です。
実施時間:9:00~10:50
1年生のテスト実施時間は、他に12:00からと15:00から選択することができました。
※学年や校舎により異なります。
校舎により実施しないところもありますが、当日は試験時間中の父母会、試験前には事前対策授業、そして試験実施後は見直し勉強指導もあります。
成績優秀者は、東京・お茶の水にて決勝大会も行われます。(対象:小学3年生以上)
全国統一小学生テストを受験し、合格基準に達した方は入塾資格を得ることもできます。
全国統一小学生テストの申し込み
申し込みは電話やFAX、インターネットで行います。四谷大塚以外の会場で受ける場合はインターネットでお住いの近くの会場を検索し申し込むことができます。
後日、四谷大塚の校舎から受験票が送られてきました。受験票が送付されたのは10月末くらいでした。早く申し込みをしても自宅に届くのはわりとギリギリですね。
全国統一小学生テスト当日
持ち物
①受験票 ②筆記用具 ③事後イベント申込書
テスト返却方法
郵送での返却はしてもらえません。面談か受付返却のみとなります。
面談返却
まず、電話で面談日の日時を決めます。15分程度、面談を通して返却されます。普段の勉強方法から中学受験についてまで学習相談することもできます。
受付返却
特に事前の連絡は必要なく、都合の良い日に返却資料を受け取りに行くことができます。
数分の答案用紙説明のみです。
全国統一小学生テストの内容
国語と算数それぞれ、試験時間は30分/150点満点
問題を見た感想は、全体的に過去問の対策授業の問題と比較するとかなり易しいなという印象です。
国語の長文読解の後半は難問だと感じましたが、1年生から通塾して普段から難問を解いているお子さんや家庭学習をしてきちんと準備してこられたお子さんなら高得点を取れるような内容なのではないでしょうか。
国語
前半の基本問題は、カタカナや文法の選択問題、ものを数えるときの正しい数え方を選択する問題と漢字の問題でした。
後半は6ページに及ぶ長文読解です。
算数
算数最後の(1)の図形問題は、拍子抜けするほど簡単な問題だと感じました。もっと思考力が問われるような問題が出るものだと思っていたので予想とは違いました。
全国統一小学生テストを受験して思ったこと
国語・算数の基礎学力があり、問題を正確に読み取る力があれば、1年生の問題は文章の言い回しが難しいだけなので高得点が取れるのではないかと感じました。
深い思考力を求めるような問題ではないなという印象です。
①毎日練習することで学力は伸びる
6月の全国統一小学生テストは受験していなので、どんな問題がでたのかわかりませんが、漢字と計算の練習は毎日やることが大切だというのを改めて感じました。
計算力を伸ばすには毎日同じ量をやることと時間を意識すること
過去問と11月の算数の問題に、虫食い算を含めた計算問題が出題されています。
当日、持ち帰った問題用紙は真っ白なため、帰宅してから息子にテストの答えを記入してもらうと、計算問題は満点でした。
テストでは、計算の正確さと速さが求められます。後半の問題を余裕を持って解くためにも速く計算できるようにならなくてはなりません。
基礎的な計算問題は配点も高く、落とすと勿体ないです。中学受験をされないお子さんでも計算は算数の基礎です。基礎はしっかり学習しておくことをおすすめします。
息子は計算が得意です。その理由は、小学1年4月から毎日計算トレーニング(塾の宿題)をしているからです。
サピックスの入塾オリエンテーションのときや現在通塾している塾からも言われたことです。
計算は、毎日決められた量をやることが一番大切なことです。
週末にまとめてやるのはだめです。習慣になりません。日々の積み重ねで力がついていきます。
同じ量でも、1日1ページやった子と、週末にまとめてやったことでは学力の伸びに差がつきます。
旅行や子どもが具合の悪い日は除きますが、休日だからとお休みすることはありません。
1か月間、同じような問題を繰り返し解いていきます。
例えば、13+5と似たような問題を1日20問、反復練習しているのです。
そして翌月には、少しずつレベルアップした問題を解いていく、この繰り返しです。
個人差はありますが、公文やそろばん塾に通っている子どもが正確に速く計算できるのは、練習量が多いからです。
現在息子は、そろばん塾に通っています。
6級の暗算では、1ページにかけ算が30問、わり算が30問あります。1日1ページやるだけでも60問の問題をやることになります。みとり算は1ページ20問です。
5級に進むためには60問の計算をかけ算とわり算だけでも30ページやらなくてはなりません。これくらいの練習量をこなせば、速くて正確な計算ができるようになってきます。
6級の暗算がミスなく解答できるようになったのは、20ページ位終了したころです。
凡人なので最初から完璧になどできません。数多くの問題をこなしてやっとできるようになりました。
幼稚園児で入塾半年で3級を合格するようなお子さんは、たくさん練習しています。
講師の話によると、1日1時間くらいだそうです。たくさん練習しているから進級が速いのです。
だからといって、そこまでたくさん練習しなくても大丈夫です。息子の場合、そろばん塾の暗算や計算トレーニングを含めても1日5分もかかっていません。
毎日継続し慣れてくると、塾の宿題(1日1ぺージ)は30秒で終わります。本人の負担はほとんどないと思います。
そして、速く計算するためには、練習量だけではなく時間を意識する必要があります。
だらだらやっていても速くはなりません。
そのためには、タイマーで時間を計ることです。
現在わが家で使用しているタイマーです。
SEIKOスタディタイムの記事です
②漢字と計算は学年を超えた学習のすすめ
全国統一小学生テストを初受験する場合、小学1年生だとお子さんによっては、初めての会場で初めてのテスト、試験慣れしていないため緊張してしまい本来の実力を発揮できないかもしれません。
心に余裕を持ちテストに臨むためには、2学年先くらいまでの計算力があると安心です。
息子は、かけ算とわり算、大きな数の計算ができるようになっています。
すると、13ー7のような計算は簡単にできてしまうのです。このレベルの計算でミスをすることはないです。
また、虫食い算の問題を初めて見る、もしくはほとんど解いたことがないとすると、考えるのに時間がかかってしまうかもしれません。
普段から難度の高い虫食い算や覆面算を解いていれば、スムーズに問題を解くことができます。
おそらく基礎の計算問題でミスすることはないでしょう。
テストを受ける前に、覆面算を解く息子を見て思ったことは、解き慣れることも大事だなと思ったのです。
はじめて高難度の覆面算を解かせたとき、1問目の問題は、自力で答えられずわたしがヒントを出しました。時間はかかりましたが解答することができました。
2問目以降も隣で見守っていると、徐々に速く計算できるようになり、2枚目の問題後半は解くスピードが格段と上がりました。解くコツを覚えたのです。
計算力をつけるためにおすすめしたいのは、就学前から公文かそろばんをやることです。お子さんのペースでどんどん先に進むことができます。
それが難しい場合は、市販のドリルで毎日百ます計算のようなトレーニングをすることをおすすめします。
隂山メソッド百ます計算
11月の全国統一テストでは、正しい漢字を選択し書く問題が出題されました。
選んで書くだけなので正確に漢字を書けなくても解答できるのですが、学年が上がればそうはいかなくなると思います。
わが家では、漢字は4年生の入塾までに6年生の範囲を終わらせることを目標にしています。
完璧に書けないにしても、学年を超えた範囲も漢字は読めるようにしたほうがいいと思いました。
やはり、計算と同じように毎日コツコツ練習をしないと力がつかないと感じました。
漢字ドリルの記事です。
③国語力をつけるには、読書(読み聞かせ)がなにより大切
国語の問題を見て感じたことは、ものの名前やことばの意味を知ること、長文に慣れることが本当に重要だということです。
トップクラス問題集のような問題を解くだけで高得点を取ることは難しいと感じました。読解問題の問題集を解けばたしかに読解の力はついてきます。
ですが、幅広い語彙力や表現力を身につけたり、難度の高い長文読解読問題を解くためには、読書をすることがいちばん大切だと思いました。
読書嫌いなお子さんへ、本に興味を持ってもらうためには、子どもが楽しいと感じる本を選ぶことです。
息子が現在ハマっている本の記事です。
読解問題は、問題文に線が引いてある周辺だけを読めば解答できるようなものではありません。
限られた時間の中で、6ページもある問題文の中から答えを探し出す。普段からたくさんの本を読み慣れていないと難しいのではないかと感じました。
まず、速読できないと時間が足りなくなる恐れがあります。
やはり、たくさん本を読むことで読むスピードは上がっていきます。
毎日読書をすることが理想ですが、息子にはできる限りたくさんの本を読んでもらいたいと思います。
まとめ
四谷大塚の全国統一小学生テストを受験して、これまで低学年のうちは基礎学力を身につけること大切だと考えていましたが、その思いがより強くなりました。
全国統一テストの2週間前から読解問題に取り組み、漢字学習は少しお休みしていました。
テスト後は、やはり毎日の学習の積み重ねが大切だと実感したので、漢字の練習も休むことなく続けていきます。
①計算
②漢字
③読書
④遊びや実体験
今後も①から④に力を入れていくことには変わりはありません。
次回6月の全国統一小学生テストも受験したいと思います。
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