新2年生の2月からサピックスへ入室後、初めての夏を迎え夏季講習に参加しました。
2年生の夏季講習は全4日間、平常授業とは異なり4日連続で授業を受けます。
そのかわり、夏季講習がある月は平常授業は休講となります。
また、内部生は必修となり全員受講しなければなりません。
個人的にはサピックスへの入塾を検討されている方は夏季講習の受講がおすすめ!
低学年の夏季講習は、国語と算数の他に15分間、理科実験の授業もあり子どもが楽しめる内容です。
「理科実験が楽しかった!」と息子にも好評でした。
そして夏季講習の授業で使用する
「サマーサピックス」のテキストだけではなく、
サピックス算数の宿題「基礎力トレーニング」(毎日1日1ページ行う計算トレーニング)が2冊配布されます。
※以降は「基礎力トレーニング」を「基礎トレ」と書いていきます。
「基礎トレ」は1ページ10問、毎日家庭で行う計算トレーニングです。
1か月に1冊配布されます。
内容は足し算や引き算などの単純な計算だけではなく、虫食い算や文章題、単位の計算などバランスよく出題されます。
日付があらかじめ印刷してあるので、その日にやらなくちゃという気持ちにさせてくれます。
毎日続けることで計算力向上が期待できる優れたテキストです。
受講料はお高いですが、夏季講習に4日間通うことで、短時間の無料体験授業よりも宿題の量も把握できて通塾後のイメージを掴みやすいのでおすすめです。
サピックスへ通塾するか迷われているお子さんやパパやママも通塾を決める判断がスムーズにできると思います。
別の塾を検討している方でも、普段使用している教材とほぼ同じなのでサピックスの授業はどのような教材を使用し学習しているのかを知ることができますよ。
今考えると、我が家も1年生のときに夏期講習に参加しておけばよかったです。
そうすれば、入室テストの国語の長文読解レベルが上がっていることに気づくことができました。
2年生で学習する内容やレベルを掴むことで、11月から受ける新学年の入室テストにも役立ちます。
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サピックス2年生夏季講習の日程と時間帯
サピックス小学2年生の夏期講習は、全4日間です。
校舎により、日程は異なります。
日程
2019年度の日程は下記の通りです。
8月1日、2日、3日、4日
8月21日、22日、24日、25日
8月22日、23日、24日、25日
時間帯
10:00~12:15
14:00~16:15
サピックス2年生夏季講習の時間割
平常授業は1時間40分、国語と算数の授業が隔週で行われています。
しかし夏季講習では時間は短縮されますが、毎回国語と算数両方の授業があります。
①国語 60分
②算数 60分
③サイエンスワークショップ 15分
合計で2時間15分、平常授業よりも長めです。
2年生の平常授業は16:20から始まるため、校舎が午後の時間帯だったとしてもいつもより早めのスタートで夕方には帰れます。
各校舎の日程は、サピックスのホームページで確認してくださいね。
サピックス2年生夏季講習の授業料
夏季講習受講料は20,520円です。
平常授業の受講料は19,440円なのでほとんど差はありません。
平常授業はお休みのため、
内部生は夏季講習代(20,520円)のみ指定した口座から引き落とされます。
サピックス2年生夏季講習の学習内容と教材
サマーサピックス(算数)
「サマーサピックス」という冊子タイプの書き込み式のテキストを使用します。
毎回授業の度に当日配られます。内容は平常授業の「デイリーサピックス」とほぼ同じです。
夏季講習の授業の中で、残った問題を翌日の授業までに全部仕上げて提出する必要はありません。
夏季講習では前期の復習を行うほか、初めての内容としてかけ算九九を学習します。
九九は、2年生の中で学習する計算の中でも、特に重要なものの一つです。
授業では、かけ算の意味や使い方を学習します。
●かけ算九九
●繰り上がり、繰り下がりのある「たし算・ひき算」
●図形の応用問題
「サマーサピックス」は、思考力養成問題のページと計算の練習問題のページがあります。
※サマーサピックスは、平常授業の教材とは異なり、復習問題のページはありません。
テキストは市販の「きらめき算数脳」のように、キャラクターが登場します。
表紙はカラーですが、中は白黒です。
サピックスの通信教育「ピグマキッズくらぶ」はオールカラーで、少しごちゃついてる印象ですが、「サマーーサピックス」はカラーではないので落ち着いて取り組めます。
またB4の大きめサイズで、文字も大きく低学年の子どもにも見やすいように作られています。
表紙の問題は、サピックスの通信講座(ピグマキッズくらぶ)の中から抜粋されたものです。
夏期講習算数のテーマ
①ゲームで遊ぼう
ゲームやパズルを通じて、数と計算について考える学習をします。
②かけ算って何だ?
かけ算の学習の導入に取り組みます。
かけ算の意味や考え方を確認し、かけ算を利用して得点を求めるゲームを行います。
③きみはどんなしきを立てるかな?
かけ算学習の2回目です。
いろんな文章題を読んで自分で式を立てる練習を通して、かけ算の使い方を学習します。
④ブロックであそぼう
ブロックを使った立体図形の問題に取り組みます。
たし算やかけ算などの計算問題や立体図形をゲームを行いながら推理したり楽しく学びます。
教材には裏表に印刷された、九九の下敷きも含まれていました。
サピックスの教材は中学受験用の問題集(最レべ)などとは異なり、国語力がないと解けないような複雑な文章ではありません。
幼い子どもでもストレスなく楽しく取り組める工夫がされています。
サマーサピックス(国語)
国語の「サマーサピックス」も、書き込み式の教材です。
前半は、読解力・記述力養成問題
後半は、知識事項の確認・漢字の練習
後半の漢字は宿題なので授業ではやりません。
国語の授業は長文の読解、記述の問題を中心に進められます。
サピックスでは音読を重視しており、必ず生徒全員で物語文の音読をします。
テキストの物語文はかなりの長文ですが、感動するようないいお話ばかりです。
大きな文字と行間に余裕もあり、ストレスなく読み進めることができます。
そして挿絵が豊富なので、子どもの想像力も膨らみます。
ただし読解や記述問題の設問はかなりハイレベルで、初めて見るお子さんは面を食らうかもしれません。
かん字トレーニング
家庭学習用の教材なので授業では使用しません。
2年生の前期までと夏季講習で学習する漢字を中心に出題されています。
毎日学習できるように、1ページずつ日付が印刷してあります。
答えは別冊で1冊(1か月分)配布されます。
サイエンスワークショップ(理科実験)
理科の特別授業、見えない力を体験しよう!では、ペットボトルを使い風船を作って膨張や収縮について学習しました。
4日間理科の特別授業があり、通常授業では体験できない実験を楽しむことができます。
サピックス2年生の夏季講習を終えた感想
息子が通う校舎では、夏季講習の授業は毎回平常の教科担当とは別の講師が授業を行いました。
初日の国語授業は、息子の話だと普段の授業では小学6年生を担当している講師だったようです。
息子が、「すごく教え方が上手かった!」
と上機嫌で授業の内容を話してくれました。
いつもよりも息子のテンションは高めでした。それというのも記述問題で20点満点だったらしく、しかも20点満点だったのはクラスで息子だけだったというのです。
テキストを見ると息子の言う通り20点満点でしたが、通常記述問題の配点は10点満点なのです。
夏期講習だからなのか、いつもの倍の点数をつけてくれました。
国語の入室テストが壊滅的だった息子にとって、自分一人だけ満点だったという経験は大きな自信になったようでした。
次回のテストでは良い成績を取りたいから頑張る!とまで息子に言わせた先生の指導、さすがです。
良い先生の指導を受けると、こんなに勉強に対して意欲的になるんだ!
高学年担当の先生は、子どものやる気を引き出すのがうまいなと感心しました。
サピックスの夏季講習で感じたことは、使う教材は同じでも先生によって子どものやる気が違ってしまうこと。良い先生に当たればすごく伸びるだろうなと思います。
まとめ
4日間の夏季講習も無事に終わりました。
サピックスへ入室当初はまだ入室するのは早すぎたかな?と考えたりもしました。
サピックスに通うことで、正直国語がここまで伸びるとは思っていませんでした。
わが家は早めに入室してよかったです。
あのまま家庭学習を続けていたら、国語は低い偏差値のまま小学4年生を迎えていたかもしれません。
国語に不安を抱えながら1年、2年を過ごすぐらいなら、通塾してしまったほうが安心できます。
なにより国語の読解と記述問題ができるようになったことで息子が国語に自信を持てるようになったことが大きいです。
入室時の息子は、競争意識も低くサピックスには合わないかもしれないと思っていましたが、3か月くらいしてから急に変わりました。
これまで、できなかった国語の記述問題もできるようになり、良い成績を取りたいという気持ちが徐々に強くなっていったのです。
最初は塾に合わないなと感じても途中で変わる可能性もあります。
半年位は様子をみてみてから判断したほうがいいかもしれません。
努力してもすぐには結果は出ないものです。
特に国語は様々な文章を読むこと、言葉の意味や使い方を一つ一つ覚えたりといった毎日の積み重ねが少しずつ国語力を向上させていきます。
夏季講習からそのまま入室される方も多いと思います。
サピックスが気になっている方は是非、夏季講習に参加してみてくださいね。
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