2月からスタートした新3年生SAPIXの授業ですが、政府の緊急事態宣言により、数回授業を受講したところでサピックスの授業は休講になり、5月も対面授業はお休みとなりました。
3年生から新たに社会と理科の授業が加わりましたが、通塾回数は変わらず週1回のままです。
第1週に国語・社会、翌週の第2週は、算数・理科というように隔週で授業が行われます。
第1週目に「国語・社会」と「算数・理科」のどちらを受講するかはコースによって異なります。
休講中のサピックス3年生の対応は、zoomなどのオンライン授業はなく、「ポイント解説の動画配信」です。テキストは事前にレターパックで郵送されます。
最初の頃はサピックスの対応に不満を感じていたものの、通塾の送迎がなくて楽だと言うメリットもあり、今ではすっかりこのスタイルに慣れてしまいました。
とはいえ、早く対面授業を再開してほしいですね。
SAPIX 教材の2年生と3年生の違いについて比較しました。
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- サピックス算数3年生の教材内容
- サピックス算数2年生教材との違い
- サピックス国語3年生の教材内容
- サピックス国語2年生の教材との違い
- サピックス社会3年生の教材内容
- サピックス理科3年生の教材内容
- サピックス2年生の1年間を振り返り感じたこと
サピックス算数3年生の教材内容
3年生では、「数の持つおもしろさにふれ、難しい問題に挑戦しながら、考えることの楽しさを実感する」ことを目標に学習します。
ゲームやパズルのような問題を通して、「数に対する感覚」「図形に対する感覚」を身につけていきます。
学習内容は、計算、文章題、場合の数、規則性、平面図形、立体図形など、さまざまな分野の問題を扱います。
※サピックスの教材は当日の授業で配られます。
①デイリーサピックス
思考力の養成を目的とした教材で、授業時に使用します。
前半:授業用問題
後半:家庭学習用問題
書き込み式のため、ノートは使用しません。表・裏両面に同じ問題が印刷されていて、裏面は家庭で復習するときに使います。
②チャレンジサピックス
基礎力を養成するのが目的の教材で、授業時に使用します。
書き込み式で、「デイリーサピックス」同様、両面印刷になっており、裏面は家庭学習用です。
③基礎力トレーニング
計算力を鍛えるため、毎日家庭で学習するための教材です。1ページずつ日付が印刷されているので、毎日続けようという気持ちにさせてくれます。
基礎トレ専用のノートもサピックスの校舎で販売しています。
サピックス算数2年生教材との違い
①デイリーサピックス
教材に直接書き込むスタイルに変化はありません。3年生の教材にも、「かずや先生」「リス」「まりちゃん」「ともくん」のキャラクターは登場します。
表紙裏面に、サピックスの通信教育「ピグマキッズくらぶ」の問題が掲載されているのも同じです。
2年生の教材は、「デイリーサピックス」後半に計算トレーニング問題がありましたが、3年生の教材では、計算問題は「チャレンジサピックス」という教材を使用します。
②チャレンジサピックス
3年生から新たに「チャレンジサピックス」が加わりました。毎回テーマは異なり、かけ算やわり算、時間などの計算問題に特化した教材です。
思考力を育成する「デイリーサピックス」と計算問題をトレーニングする「チャレンジサピックス」の教材に分かれました。
③基礎力トレーニング
「基礎トレ」は1日10問なのは変わりませんが、見た瞬間これまでと大きく変わったと感じたのは、文字が小さくなったことです。
巻末には解説が加わりました。
サピックス国語3年生の教材内容
3年生の国語では、ことばに親しみ、文章を楽しんで読めるようになること、気持ちを読み取れることを目標に学習を進めていきます。
子どもにとって親しみやすい良質な文章にふれられます。
3年生の教材は、長文の読解・記述問題を中心に構成しています。授業では、講師が記述の添削指導をしてくれます。
①デイリーサピックス・長文テキスト(文章編)
2年生までは直接書き込む形式でしたが、新3年生のテキストから長文テキストの文章(物語文)と解答を書き込む教材が別々になりました。
B5サイズのテキストで、第1回目の物語文は17ページとかなりの長文です。
②デイリーサピックス・長文テキスト(問題編)
前半は授業で扱う問題、後半は家庭学習用の問題です。
後半ページでは、復習用に前半授業で扱う問題と同じ問題が掲載されています。
③チャレンジサピックス
授業時に使用する書き込み式の教材です。
前半は基礎知識の問題、後半は漢字の練習用ページとなっています。
④てんさく教室
てんさく教室は、決められたテーマにそって自由に書く作文です。
毎回ではありませんが、隔週のデイリーサピックス国語に作文を提出する用紙がついています。
作文を添削する専門の添削指導員が、コメントや作文力を高めるためのアドバイスをしてくれます。
サピックス国語2年生の教材との違い
①デイリーサピックス
2年生と大きく異なる点は、直接書き込むスタイルから、物語文の長文テキスト(文章編)と問題文と解答を書き込むテキスト(問題編)が分かれたことです。
また、物語文の文字が小さくなりました。テキストの挿絵は3年生の教材にもまだあります。
②チャレンジサピックス
新出漢字が2年生の8文字から3年生では12文字に増えました。
保護者会参加時に講師から聞いた話では、1年生と2年生の教材内容は、ほとんど変わらないそうです。
サピックス社会3年生の教材内容
ソシオ・スコープ
平常授業の最初は、国語のチャレンジサピックス(国語の基礎知識)についての授業を行い、その後、社会の授業に入ります。
3年生の社会では、1年間をかけて日本の地理を学んでいきます。
①表紙
各地の名所や特産品を、写真を使って紹介しています。
②表紙裏「ソシオ博物館」「わかるかな?」
「ソシオ博物館」では、各地の農産物の生育過程や工芸品の製造過程などを、写真を使って紹介しています。
「わかるかな?」は、各地の風土にちなんだクイズです。
③テーマ1~3
授業中に内容を確認するもので、書き込み形式になっています。
④授業の確認問題
テキストの内容を問題形式で確認するものです。家庭学習で使用するページです。
⑤親子で考える社会の眼
各地域の社会問題について、さらにふみ込んだ内容を学習します。
⑥みどり先生の資料館
各都道府県の人口や面積の基本データや、テーマで扱わなかった各地方の特色・特産物などを紹介しています。
サピックス理科3年生の教材内容
サイエンス・ウォッチ
「サイエンス・ウォッチ」は、自然科学への興味・関心を喚起し、自分自身への問題として考えていくことを主眼に置いて作成されています。
授業は60分のうち、40分程度理科の学習をして、残りの20分程度で算数の「チャレンジサピックス」を実施します。
サピックス2年生の1年間を振り返り感じたこと
まず一番に感じるのは、サピックスの教材は秀逸だということです。
算数の基礎力トレーニングは、単位、図形、文章題などの問題がバランスよく出題され、少しずつ難易度を上げて繰り返し学習することで定着します。
1年継続すれば、確実に計算力や基礎力はアップすると思います。
実をいうと、息子の2年生時はサピックスの学習は授業は休むことなく受講していましたが、家庭での復習は基礎トレと漢字の練習をするぐらいでした。
サピックスはスパイラル学習で、繰り返し同じ問題を解いていくスタイルです。
当時の私は、算数の復習をする必要があるのか疑問に感じていました。すでに解ける問題を何度も解かなくてもいいのでは?と思っていたのです。
3年生になった現在は、真面目にサピックスのテキストは全ての問題を解いています。
しっかり取り組むようになってから気づいたのですが、計算同様、繰り返し同じ問題を解くことで確実に定着しますね。
国語は3年生になり、読解・記述の難易度が上がっています。元々難しかったのですが、3年生でこんなに設問レベルが高いのかと驚きます。
4年生になったらもっと難しくなるのかと思うと今から頭が痛いです。
4年生のテキストからは挿絵がなくなります。今でも長文すぎて問題文の音読を嫌がるというのに、4年生から入室していたらどんな未来が待っているのだろうか?と想像してしまいました。
おそらく、国語の記述問題を解くのを嫌がり国語嫌いになっている姿が目に浮かびます。
まだ幼い息子と楽しく学習できる3年生までに、工夫をしながら国語を伸ばしていきたい思います。
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