10歳までに身につけさせたい子どもの思考力を育む、おすすめのドリルをご紹介します。
まず最初に息子が取り組んだのは、考える力がつく算数脳パズル
「新はじめてなぞぺー 」でした。
「なぞぺーシリーズ 」著者の高濱正伸氏は、花まる学習会の代表を務めています。
花まる学習会とは、幼稚園児~小学生を対象とし、数理的思考力・読書と作文を中心とした国語力に加え、野外体験を三本柱として、将来「メシが食える大人」
そして「魅力的な人」を育てる学習塾です。
花まる学習会は以前、テレビで放送された野外体験などの密着番組を見てからわたしが気になっていた学習塾です。
息子が新1年生の入塾テストを受けたことをきっかけに、もっと算数脳を育てたいと考えるようになりました。
幼児教室のめばえ教室で図形に触れたり、家庭でパズルやレゴで遊んだりはしていましたが、サピックスの説明会に行くまでは、息子には思考力を鍛えるような問題集は一度もやらせたことがありませんでした。
昨年11月にサピックスブックスの「きらめき算数脳」の問題集に挑戦したのが初めてです。
今回初めて、なぞぺーシリーズ
「新はじめてなぞぺー」を息子に挑戦させてみました。
息子に問題集を見せた反応は、見向きもせず、興味なしという感じでしたが、息子は小さいときからパズルや迷路が好きな子どもでした。
私が「迷路の問題があるよ」と声をかけると迷路の問題を解き始めました。
新はじめてなぞぺー
対象年齢:年中から小学1年生
新はじめてなぞぺーは、主に4歳から6歳位が対象で、初めてなぞぺーに挑戦するお子様に適した教材です。
数理的思考を育むには、4歳から8歳くらいまでの
「外遊びを中心とした遊び」「生活体験」「家庭の言語環境」などが重要です。
この土台を踏まえた上で、「数理的センスのよい考えができる視点」をまるで遊びのように身につけられる教材となっています。
本屋で「新はじめてなぞぺー」の最初のほうのページを見たとき、簡単すぎるかなと思いましたが、ページが進んでいくと徐々に難易度が上がっていく内容です。
最初のページの迷路をやったあと、他に迷路の問題はないかと自分でページをめくり探し始めました。
息子がハマったのが迷路の問題です。
「みちじゅん」
最後まで一気に解き進めて、最後の2つの道順が一度通った道だよと私が指摘すると、
その後少しは考えやり直していましたが、最後の問題はやらずに他のページに進んでしまいました。一つの問題にじっくり取り組むのはまだ難しいようです。
「セブめいろ」
セブめいろは、消しゴムで何度も消し、ゴールまでたどり着きました。
この問題を解けたとき、「やった、わかった、ゴールできた!」と喜んでいました。
少し難しい問題をやることで、問題が解けたときに達成感を味わうことができます。
そして、次の問題を解こうとする意欲に繋がるのだと思います。
この達成感を味わうことが勉強を好きになるためには大切なことだと感じました。
息子はもっと迷路の問題がやりたいと言い出しました。
少し難しい問題が解けたことにより、楽しくなったのでしょう。
最近息子が、こどもちゃれんじのワークをやってくれなくなった理由がわかった気がしました。
昨年までは、しまじろうのワークを楽しそうにやっていたのです。
あるとき、急にやらなくなりました。年少まではどんなワークでも最初のページから順番にやってくれていましたが、途中から運筆はつまらないからやりたくないとか、飛ばしてやったり段々変化してきました。
サピックスの「きらめき算数脳」などの問題に取り組むうちに、こどもちゃれんじのワークがつまらなく感じてしまったのかもしれません。
問題を解けたときの達成感を「こどもちゃれんじ」や「ドラキッズ」などの幼児教室や通信教材では味わうことができないのです。
興味がないもの、考えなくてもできてしまうような問題は思考力が育ちません。
つい、通信教材はお金を払ったのでもったいないからやらせたいと思ってしまうのですが、現在の子どもの学習レベルに合ったものを取り組ませることが子どものやる気を引き出すには必要だと感じました。
簡単すぎても難しすぎても子どものやる気はでない。教材選びは重要だと思います。
なぞぺーの問題に取り組ませるとき、私はヒントを最後まで出さず、自力で解かせます。
息子は図形や迷路は得意なので、なぞぺーの問題は時間をかけて取り組めば解けると判断しました。
すぐにヒントを出したり、答えを教えてしまっては思考力は育ちません。
自分で考えることが大切です。
このことは、サピックスのオリエンテーション(家庭学習の取り組み方)のときに講師にも言われたことです。
宿題をやらせるときは、すぐにヒントを出したり、答えを教えるのはやめてください。10分でもいいから自分で考えさせるようにしてくださいとアドバイスされました。
息子は迷路の問題に夢中になり、もっとやりたいというので、迷路だけの問題集を購入しました。
迷路なぞぺー 入門編
対象年齢:4歳から小学1年
「りったいめいろ」「すうじめいろ」「ビリビリめいろ」と13種類があり、全て迷路の問題です。
「りったいめいろ」は1-3、2-3、3-3、4-3、5-3と5問あり、徐々に難易度が上がる構成です。
1日で、楽しい~と言いながら、解き進め3ページを残すのみです。
そして、最後にもう1冊ご紹介します。
迷路なぞぺー
対象年齢:5歳~小学3年
迷路なぞぺーは迷路なぞぺー入門と同じで迷路のみの問題集です。
迷路のよいところは、子どもが勉強だと感じないところだと思います。
遊んでいるような気持ちで取り組めるのです。
本書は、通常の迷路に加え、さまざまな設定やルールを設け、子どもを飽きさせず、
冒険をしているかのような感覚にさせる工夫がされています。
こちらは後半のページの問題になります。
まとめ
今回、息子になぞぺーシリーズをやらせてみて思ったことは、同じような問題ばかりやらせていると、子どもの弱点が見えてこないということです。
息子に読解力が育っていないと気づいたのも、サピックスや早稲田アカデミーなどの入塾テストを受けたからです。
こどもちゃれんじの通信教育だけだったら、おそらく気づくことはできなかったでしょう。
先日、小学1年生のZ会の教材を取り寄せました。お試し教材の国語の文章読解の問題をやらせてみると答えられます。ところが、入塾レベルの読解問題は解けない。
色々な問題にチャレンジしてみると、どの分野が得意で苦手なのかはっきりとわかります。
思考力はすぐには身につきません。できないからとすぐに諦めるのではなく、
自ら問題を解こうとチャレンジする力を養うことが大切だ思います。
▼小学1年生からはじめるのに適した思考力の問題集です
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