我が家は中学受験を予定しているため漢字は1年程、先取り学習をしています。
息子が小学3年生の漢字学習を始めたのは小学2年生の夏頃でした。
それまで順調だった漢字学習ですが、3年生の漢字学習に入った途端つまずいてしまいました。
どうやら、これまでと同じ学習方法では通用しなくなったのです。
現在、我が家で使用している漢字ドリルをご紹介します。
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息子が小学1年生から使用している漢字ドリル「下村式のとなえてかく漢字練習ノート」を一周したところで、試しに漢字検定8級の過去問をやってみました。
すると、ほとんどの漢字を覚えていなかったのです。当時はその事実に愕然としました。
▼下村式 となえてかく漢字練習ノート
1年生までは下村式の漢字練習ノートで学習すれば覚えられたのですが、2年生になり覚える漢字の数が1年生の80字から160字の倍になりました。3年生はさらに増え200字です。
息子がつまずいてしまった要因を考えると、
①単純に覚える漢字の量が増え漢字自体が複雑になり難しくなった
②覚えなくてはいけない熟語の難易度が一気に上がった
③2年生の漢字が十分に定着していなかったところに新たに3年生の漢字の学習をして混乱を招いてしまった
上記のようなことが苦戦している原因だと考えました。
2年生の漢字が定着していないと気づいたのが遅かったのも要因のひとつです。
毎日1ページずつ、3か月くらいかけて漢字練習を行ってきましたが無駄な努力に終わり途方に暮れました。
とはいえ、下村式の「となえてかく漢字練習ノート」は文字を書くマスが大きくて書きやすいため、初めて漢字の学習をする未就学児や小学1年生には大変おすすめのドリルです。
詳しい説明はこちらの記事でご覧ください。
▼下村式、漢字練習ノートのご紹介
1日見開き1ページを学習しようとすると、「下村式のとなえてかく練習ノート」では、1年生では1日2文字だった学習量が、2年生から4文字の倍となるのです。
そうなると、一度に覚える漢字の量が増え1日の学習負担が増すことになります。
漢字の難易度がアップしたことにより、1日に4文字の漢字を覚えるというのは息子にはハードルが高いと感じました。
そこで、別の漢字ドリルを探すことにしたのです。
まず初めに試してみたのは、
受験研究社の30日で完成基本トレーニング基本トレーニングです。
基本トレーニング漢字を紹介した記事です。
1学年上と下で2冊に分かれているため、1冊の厚さは薄く30日で早く終わるというのも心理的な負担が軽く感じます。
30日完成基本トレーニングの特徴は、漢字の苦手な人や漢字の力を伸ばしたい人のための進級式トレーニングです。
▼30日で完成基本トレーニング 漢字9級 小3上
おもてのページで学習漢字の読みを学び、
うらのページで書き取り練習をします。
さらに、復習テストとまとめテストで反復練習をしますので、覚えた漢字が定着しやすい良いテキストだと思います。
また各ページに1日目から30日目まで日付が印刷されています。
例えば、今日で10日間の学習が終了したというのが目に見えてわかるので、モチベーションの維持にも繋がり1日1ページ学習する習慣化も身につきそうです。
漢字基本トレーニングを少し使ってみたところ、文字を小さく書くことのできない息子には漢字を書くマスが小さすぎて残念ながら合わないのと、やはり1日に6文字を学習するのは息子にはキツイようです。
漢字の定着率を上げるために試したドリルですが、1日6文字の学習量は息子には無理でした。
最初のページで前級の復習テストがついていますので、2年生の漢字の復習もできます。
個人の感想ですが、一度漢字を一通り練習したあとで復習用に向いているドリルだと思いました。
そして色々試した結果、やっと息子に合うドリルが見つかりました。
学研の調べて覚える漢字辞典ドリルです。
▼調べて覚える3年の漢字辞典ドリル
小学1年生から6年生まで対応しています。
調べて覚える漢字辞典ドリルの特徴
①「意味と使い方」+「書きの反復練習」
表のページの漢字の意味と使い方で、漢字の筆順・画数・部首・読み方・使い方などを調べることができます。
そして、裏のページの書いてみようでは、文中で繰り返し練習することで。漢字を確実に覚えることができます。
②楽しいイラストで、漢字の成り立ち、覚え方、注意点がわかる
漢字辞典ドリルの仲間たちが、覚え方、成り立ち、注意点などを説明してくれます。
実際に使用してみて調べて覚える漢字辞典の良いと思ったところ
①一日二文字の学習量で無理なく覚えられる
漢字学習があまり好きではない息子には、一日二文字の練習量がちょうどよいのです。書く量が多いと嫌がりますし、適当に早く終わらせようとします。
一度に4文字や6文字を学習できたら早く進められますが、定着できなくては全く意味がありません。
少しずつでも着実に覚えられるほうがよいので、学研の調べて覚える漢字辞典を使用することに決めました。
特に書くことが嫌いな男の子におすすめです。
②漢字や熟語の意味を覚えられる
漢字は意味を覚えておくことが大切です。
「調べて覚える漢字辞典ドリル」は、漢字の意味を同時に覚えられるところが気に入っています。熟語の意味を辞書で調べなくてもよいのは時間の短縮にもなります。
③覚えたい漢字をテスト感覚で覚えられる
隣のページに漢字が書いてあると隠さなくては見えてしまいますが、「調べて覚える漢字辞典ドリル」の構成だと、見本の漢字が目に入ることがありません。そのため、裏の書き取りのページで漢字を覚えたかどうか確認することができます。
漢字を覚えるためには語彙を増やすことが大切
今回のことで重要なことに気づきました。
それは、
語彙力がないと熟語をなかなか覚えられないということです。
一年生のときは、熟語といっても難しい言葉は出てきません。「水田」「森林」など、おおよそ漢字でその言葉の意味を想像できます。
ところが、2、3年生あたりになると息子が聞いたことがないような熟語がたくさん出てきます。そうなると、その言葉の意味を知らないと読むことはできず、ましてや書くこともできません。
普段馴染の薄い言葉と言うのは、言葉の意味をイメージしづらく、なかなか覚えられないのです。覚えたとしてもすぐに忘れてしまいます。
大事なことは、漢字を覚えるだけではなく語彙を増やすことです。
できれば、小学校入学前から漢字を覚える前に取り組むことをおすすめします。
語彙力があれば漢字をスムーズに覚えられこんなに苦労することもなかったと思っています。
3年生までに小学6年生までの範囲を終わらせたいと思っていますが、先取したくても思うように進みません。
そこで、現在わが家で使用中の語彙を増やすドリルをご紹介します。
深谷式 にほんごを使いこなすことばプリントです。
▼深谷式 にほんごを使いこなすことばプリント 小学3・4年生
「にほんごを使いこなすことばプリント」は、小学1・2年生、3・4年生、5・6年生の3冊出版されています。
1日2ページ学習します。
選択問題が中心なので時間もかかりません。
国語が苦手なお子さんでも苦にならないと思います。
巻末には取り外しのできる、深谷式・必修基本語3000のチェックリストもあります。
息子のように、読書習慣のないお子様におすすめです。
価格も600円+消費税というリーズナブルなお値段!
わが家では安価なので同じものを2冊購入しました。コピーはせず、復習用で使用する予定です。
詳しい内容はこちらの記事でご覧ください
おすすめの漢字ドリルと語彙力ドリル
▼調べて覚える漢字辞典ドリル
▼にほんごを使いこなすことばプリント3・4年生
▼基本トレーニング漢字9級(小3上)
調べて漢字辞典ドリル終了後に復習としてしようするのがおすすめです
▼基本トレーニング漢字8級(小3・下)
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