四谷大塚で年3回行われる、低学年対象のリトルスクールオープンテスト(新2年生)を受験しました。今回で2度目の受験です。
四谷大塚に通塾している生徒も受験するため現在の立ち位置がわかります。
わが家が模試を受ける理由は、理解不十分なところをテスト結果を分析するとこによって見つけることです。
今後の学習計画をしっかり立てることができます。
サピックスに入塾したため組分けテストがあり受ける必要ないのでは?と考えるかもしれませんが、四谷大塚とは出題傾向が異なります。
これまで受けた四谷大塚全国統一小学生テストやリトルスクールオープンテスト結果から、サピックスのテストでは気づけない弱点を見つけることができ早めに弱点を克服することができました。
今後も定期的に受験する予定です。
国語が苦手だった息子ですが、前回12月の初受験より偏差値が9上がりました。
決して特別良い成績というわけではありませんが、サピックスに入室してまだ1か月です。短期間でここまで上がれば上出来です。
漢字や語句、文法の基礎を学習することの大切さ、そして毎日の積み重ねで力がつくという体験ができたことは大きいです。
長文読解の問題を解く学習はデイリーサピックスの復習を少しする程度でほとんどしていません。
それでも長文読解の問題が解けるようになったのは、読書ならびに言葉力をつける努力や国語の基礎学習を毎日やってきたからだと考えています。
まだ低学年なので現在の偏差値はあてにはなりませんが、毎日の読み聞かせや国語の問題集をコツコツやってきた成果が表れたことは素直に嬉しく思います。
またそれと同時に課題点も浮きぼりになりました。
国語は成績を上げるのが難しい教科です。
新2年生のサピックスの入室テストでは、ひっくり返りそうになるような国語の点数と偏差値に驚きました。
サピックスの入室テストと単純に比較はできませんが、読書習慣もない状態からやっと平均点を超えまともな点数を取れるまでに成長しました。
今後も努力を続け、少しずつ上昇していくことを願います。
男の子は特に算数は得意なんだけど国語の成績が思うように上がらないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
この記事は、息子のような特に国語が苦手なお子さんのために向けて書いたものです。模試で高得点を取りたい方向けではありません。
短期間に国語の成績が伸びた理由を自分なりに考えてみました。
国語の成績が思うように上がらないとお悩みのパパやママに少しでも参考になれば幸いです。
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リトルスクールオープンテスト
四谷大塚に通塾している低学年のリトルスクール生や通塾を見据え学習しているお子様向けの無料で受験できるテストです。
全国統一小学生テストよりも難易度は上がります。
四谷大塚全国統一小学生テストの記事です。
また、リトルスクールオープンテストは入塾テストも兼ねており、入室基準点に達している場合は、テスト返却時に合格証も一緒に渡されます。
後日、テストと一緒に返却される個人成績表は、順位や偏差値の他に各問題の受験者全体の正解率、分野ごとに得意不得意がわかります。
苦手な分野を把握することができ、今後どんな学習をしていったらよいか学習計画を立てるのに役立ちます。
実施時間は、 算数・国語(各20分)で100点満点です。
答えは別紙の解答用紙に書き込みます。問題用紙は当日持ち帰ることができるので、終了後すぐに採点することができました。
国語の成績が伸びた理由は国語の基礎固めをしたこと
初回と2回目に受けたリトルスクールオープンテスト結果を分析し、成績が上昇した理由を考えると、国語の基礎固めに集中したことが大きいと考えています。
とは言え、理由はひとつではなく精神的成長や読書も含めた複合的なものだと思います。
小学1年の11月から、毎日わたしが家庭で取り組んできたのは、
①本の読み聞かせ
②日常で言葉を教える(語彙力)
③漢字の学習
④文法の学習
この4つです。
読解力や記述力をつけるための努力は特にしておらず、ただひたすら基礎の力をつけることに集中してきました。
普段の会話の中で息子の知らない言葉を常に教えています。
長文読解の学習はほとんどしていないのにもかかわらず、物語文の問題も正解できるようになったのは、漢字、読書、文法の学習をしたことで、語彙が増え読解力が向上したと思われます。
漢字、文法いわゆる国語の基礎を学ぶことは重要なことです。
成績表を分析した結果、国語の点数が上がった要因は
●物語文の問題の正答率が上がった
●文法の問題が全問正解
物語文の長文読解は最後の1問のみ不正解、文法の問題はサピックスや栄光ゼミナールの模試でも全問正解しています。
では、成績が伸びた理由を分析した内容を詳しく書いていきます。
①サピックスに通い始めた
現時点ではサピックスの影響はあまり大きくないだろうと思っています。
息子が塾に通い初めてまだ1か月。国語の授業は隔週で授業を受けたのはまだ2回ほど。そんなにすぐ効果が表れるとは考えにくいからです。
考えられるとすれば、長文に慣れて物語文を読むことに抵抗がなくなった、試験慣れしたというのはあると思います。
サピックスに通うまでサピックスや四谷大塚通信教育の長文読解問題は息子にはまだ無理だと思い、ずっとやっていませんでした。
サピックスの物語文はイラストがあり、子どもが興味を引くようなお話でわたしも毎回楽しみにしています。
サピックスの良質の物語文に触れ、難易度の高い問題を解いていくことで国語力は鍛えられていくと思います。
習い事の講師に相談したとき、読書をしていれば読解力はつきます。今できなくても大丈夫!とアドバイスをしてもらっても正直なところ半信半疑でした。
今回のテストを受けやはり読書で読解力はつくと思いました。
息子にサピックスの物語文の登場人物や内容について質問すると内容をよく記憶しています。
物語文に興味を持ちサピックス の授業を受けていることがわかります。
ただ、本の文字を追っているだけで内容が頭に入っていないのでは意味がありません。
国語力をつけるためには、読書が好きで興味を持って読んでいること、本の内容について子どもに考えさせることが必要だと思います。
②国語教室の効果
小学1年生の9月から12月まで通った国語教室で12月に国語の実力テストを受けました。サピックスには及びませんが難易度は高めでかなりの長文でした。
今まで長文には取り組んでこなかったのですが、このときすでに長文読解問題ができるようになっていました。
息子が初めて読んだ児童書「かいけつゾロリ」の本にハマり読み始めたのが11月。
▼かいけつゾロリの記事です。
本好きにはなっていましたが、国語の教室に通ってからさらに本に興味が湧き好きになったと思われます。
そして、ゲームなどを交えて楽しみながらやる授業なので国語が好きになったのかもしれません。
やはり、読書や国語が好きかどうかは成績に大きく影響を与えると思います。
興味があれば、物語の内容がどんどん頭に入ってきます。
低学年では、まず国語が楽しいと思うことが一番大事なのではないでしょうか。
③ハイレベ100幼児の問題集で文法力がついた
1年生の11月から「ハイレベ100幼児」問題集を毎日1ページ取り組み5冊終了しました。
▼ハイレベ100ことばのきまり
▼ハイレベ100ぶんのおけいこ
▼ハイレベ幼児こくご3(上級)
▼ハイレベ幼児こくご2(中級)
▼ハイレベ幼児こくご1(初級)
ハイレベ幼児こくごは、年長児用の問題集で、1(初級)2(中級)3(上級)まで3冊あります。
なぜ、1年生で年長児の問題集をやっていたのかというと、年長のときにまとめて購入したからです。
中学受験用の問題集で有名な最レべを発行している奨学社のものなので内容はハイレベルです。
「を」「は」「へ」の使い分けや、反対語、丁寧語、接続詞、修飾語、指示語(こそあどことば)など文のきまりや構成を学習することができます。
1年生用のテキストではなく幼児用の問題集で反復練習したことがかえっていい結果に繋がったのではないかと思っています。
幼児ハイレベシリーズは、幼児向けなのでイラストが豊富です。
言葉と絵を組み合わせることで学習内容が記憶に残りやすいと思います。
また、1年生用の問題集に比べると同じ単元を繰り返し練習します。1年生用の問題集では1ページなのに対し、数ページ繰り返して学習する構成になっています。
そして、5冊取り組むとさらに同じ単元を繰り返し学習することになります。そのおかげで、知識を定着させることができました。
幼児は覚えるのも早いですが忘れるのも早いため復習は必須です。
リトルスクールオープンテストで文法は1問も間違えていませんでした。
幼児のハイレべが効果があったので、現在は最レべこくごの1年生の問題集に取り組んでいます。
▼最レべこくご問題集小学1年生
国語で成績が上がったので、算数も取り組む予定です。
▼最レべさんすう問題集小学1年生
現在は、Z会グレードアップ問題集小学1年算数(計算・図形)に取り組んでいます。
計算と図形の問題がバランスよく良問揃いです。最レべとは違いカラーなのでお子様も取り組みやすいと思います。
トップレベル問題集などより難易度が下がるので、親のサポートなしで解けています。
最レべやトップレベル問題集を解く前にやっておくとスムーズに移行できると思います。
▼グレードアップ問題集(計算・図形)
④毎日の読書(読み聞かせ)
息子が「かいけつゾロリ」シリーズを読むようになってから本を読む数や種類も増えました。
読書をするようになってから語彙が増え、会話にも変化が見られます。
また、本を読むスピードが速くなっています。模試で長文を時間内に読み解くには読書で長文に慣れておかないと対応するのが難しいと思います。
まだ、絵本や児童書は基本的にひとりでは読まないのですが、ドラえもんの小説はなぜかひとりで読んでいます。
▼ドラえもん小説月面探査記
もうひとりで本は読むことはできるのに自分で本を読まないのは、親に甘えているだけなのですが、ひとりで読みなさいとは言わずに、もう読まなくていいよと息子が言うまで読み聞かせをしてあげたいと思います。
お子さんが文章を読むことに慣れていない場合は、問題を解くときすぐにひとりで読ませようとせずに、まずはママが読んであげてください。
耳から聞いたほうが自分で文章を読むよりも文章の内容を正しく理解することができます。
小学生になるのにいつまでも読み聞かせをしていて大丈夫なのかと心配になるかもしれませんが、本に興味のあるお子さんなら読み聞かせでも国語の力はつきます。
⑤漢字学習や言葉の意味を教える
語彙が少ないと、全国模試のような難易度の高いテストでは言葉の意味がわからず問題に答えられないということがおこります。
例えば、山菜という漢字の読みを問う問題が出題されたとします。
もし、お子さんが「山」(やま)の読み方を(さん)と読むと知っていたとしても、「山菜」の言葉を知らなければ、「やまさい」なのか「さんさい」なのか正しい読み方がわからないのです。
漢字の意味がわかると読む力も上がります。
本の読み聞かせや問題集を解くとき、日常生活の中で毎日息子に言葉の意味を教えたり調べたりしています。
まだまだですが、今後も語彙を増やす努力をしていこうと思います。
漢字ドリルや漢字検定の記事です。
今後の国語の課題
今回のテストでことわざの問題では、めばえ教室の教材で学習した問題は正解していました。都道府県名などこれから学習していきたいことは色々ありますが、まずは慣用句やことわざ、四字熟語から覚えていきたいと思います。
カードやかるたで学習し、足りないところは学習漫画で補いたいと思います。
①慣用句、ことわざ、四字熟語を覚える
先日、四谷大塚リトルスクールオープンテストの返却父母会に参加しました。
その父母会で講師がおすすめしていた慣用句やことわざの学習漫画が、
ちびまる子ちゃんの慣用句教室と四字熟語教室でした。
ドラえもんやくれよんしんちゃんなど他にもありますが、語源解説を交えて紹介されているところがおすすめだと話していました。
わが家も早速、ちびまる子ちゃんの慣用句教室と四字熟語教室を購入しました。
実際に「ドラえもんのことば辞典」と比較してみましたが、ちびまる子ちゃんの慣用句教室やことわざ教室のほうが言葉の由来を知ることで知識が深まりそうです。
▼ちびまる子ちゃん 慣用句教室
▼ちびまる子ちゃん 続慣用句教室
▼ちびまる子ちゃん 四字熟語・ことわざセット
②熟語を完璧に覚える
毎日漢字の学習を始め、漢字検定10級に満点合格しました。以前よりは力はついていますが、模試では全く通用しません。リトルスクールテストでも漢字は惨敗でした。
漢字検定の記事です。
小学校レベルの漢字は問題ありませんが、模試の漢字で点数を取れません。
それは、中学受験レベルの熟語の読み書きがまだできるようになっていないからです。
基礎の部分で点数を落としてしまっているのが非常に勿体ないので熟語の読み書きを完璧にすることが最重要課題です。
漢字の学習方法を見直す必要があります。できていないということは学習のやり方が悪いのです。覚えたなと思っていても時間が経つと忘れてしまうので定期的に復習していこうと思います。
まとめ
日々の学習に加え、精神的成長も大きいと思います。
11月より急に息子の理解力が高まったと感じました。そう感じたのは10月までできなかった算数の文章題の意味も理解できるようになってきたからです。
精神年齢が低いとなかなか学習は思うように進みません。
4月から10月までサピックスの通信教育に家庭で取り組んでいましたが、算数も読む力がないことで問題をひとりで解くどころか、教えてもなかなか理解してもらえず苦労しました。
国語の基礎力もなく理解力もない状態で無理に難易度の高い教材に取り組んできたことは失敗でした。
7か月もの間無駄に過ごしてしまったこと、4月から基礎固めをしっかりやっていればよかったと後悔しています。
中学受験用の通信教育にただ取り組めば力がつくというわけではありません。
実際、息子が新2年生で11月のサピックスの入室テストは、「ピグマキッズくらぶ」に取り組んでいましたが、国語の物語文の記述問題は白紙、漢字もできずに惨敗でした。
そんなどん底からのスタートですが、入室して1か月後に受けたサピックスの組み分テストでも国語の成績は上昇しました。
お子さんが精神的に幼い場合は成長を待ちましょう。成長すればできるようになります。
お子さんの学習レベルに合った教材で学ぶことが大切です。
簡単すぎても難しすぎても力はつきません。
国語の力をつけるためには、まず語彙力をつけることを一番に考えましょう。
漢字の学習も毎日行いましょう。
読解力は基礎を学習することにより自然についてくると感じました。
市販の問題集や通信教育も毎日決めたページ数をコツコツやることが大切です。
市販の問題集も優れたものがたくさん出ています。途中で他の問題集に手をつけたくなったりしますが、最後まで1冊やりきりましょう。
国語の成績が伸びた理由・まとめ
●毎日の読書や会話の中で言葉の意味を教えることにより語彙が増えた
●文法などの国語の基礎力が身についた
●本が好きになり国語も好きになった
●サピックスの授業で長文読解に慣れた
漢字の学習はしてきましたが、定着率が悪くよい結果を出せませんでした。やり方が間違っていればよい結果には繋がらないのです。
模試を受けたことで今後やるべきことが明確になりました。
毎日コツコツと国語の基礎力を鍛えることが結果、成績アップに繋がります。
本をたくさん読むことで文と文とのつながりも理解できるようになります。
まずは、お子さんが本を好きになること、国語が好きになれば成績も上がっていくと思います。
低学年のうちは遊びを通して勉強が楽しいと思わせること、学習習慣をつけることが大事なことだと思います。
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