大型書店へ足を運び、数ある漢字ドリルの中から実際に見比べ私が選んだ漢字ドリルをご紹介します。
小学校ではまだ漢字学習はスタートしていませんが、わが家では中学受験を見据え漢字の先取り学習に取り組むことを決めました。
なぜ私が漢字の先取り学習をしようと考えたのか。
それは、息子と一緒に家庭学習をしていく中で
小学校低学年のうちに、全ての学力の土台である国語力を鍛えることがなによりも大切である。
計算力も幼児のうちから鍛えておいたほうがよいのですが、息子が小学生になった今、
より強く国語の大切さを感じたからです。
国語力を高めるためには、漢字を覚えることが欠かせません。
漢字の知識不足は国語力向上に大きな影響を与えます。漢字の意味がわからなくてテストの問題に答えられないということもあるのです。
実際に私も学生時代に経験しています。
中学校で毎年行われる、英単語のコンテストで漢字の意味が理解できないがために、正解できず99点で2位になってしまったことがあります。
うん十年経った今でも覚えているくらいです。
当時は相当悔しい思いをしました。
言葉の意味さえ知っていれば、100点を取ることができた問題でした。
なぜなら、私はテストで間違えた英単語は知っていましたし正しく書くことができたからです。
このように、国語だけではなく、他教科でも漢字の知識不足によるミスは起こります。
いろいろな言葉や漢字を覚えることは学力向上のためには必要なのです。
年長の秋から、いろいろな言葉を増やしたり読解力をつけるため、絵本の読み聞かせや読解ドリルなどで学んできましたが、漢字は小学生になってからでもよいと思い、手付かずのままでした。
ですが、今考えると、漢字も少しずつ学習をはじめておけばよかったと後悔しています。
小学4年生の入塾時には、小学生で習う漢字は全てマスターすることが目標です。本格的な受験勉強に入ったとき、漢字を覚えることに時間をとっている余裕はないと考えているからです。
国語力を身につけるのにはとにかく時間がかかります。そう簡単に読む力や書く力は身につきません。
子どもと夏休みの宿題で、読書感想文に親子で取り組みましたが本当に大変でした。
副教材があってもです。
幼児のうちから日記や感想文などで、文章を書く練習をしておけばもっと楽にできたと思うのです。
小学校低学年のうちは幼児の特性で覚えてもすぐに忘れますので、反復練習が必須です。
中学受験のお話もしてきましたが、受験を考えていないご家庭の場合においても、低学年で国語力を鍛えておくことが大切なことには変わりありません。
国語の基礎が身についていないと他教科の成績にも響きます。
小学1年生のうちから、苦手意識が芽生えないうちに楽しく漢字学習をはじめていきましょう。
では、私が書店で見たおすすめの漢字ドリルをご紹介したいと思います。
スポンサーリンク
- いちまるとはじめよう!わくわく漢検10級
- 下村式となえて書く漢字ドリル漢字練習ノート小学1年生
- 下村式 漢字練習ノートの特長とおすすめポイント
- すみっコぐらし小学1年の漢字
- 図鑑漢字ドリル1-6年生危険生物
- 旺文社漢字の使い方がわかる漢字の正しい読み書きドリル
- まとめ
いちまるとはじめよう!わくわく漢検10級
夏休みから本格的に「いちまるとはじめよう!わくわく漢検10級」のドリルを使用し、漢字の先取り学習をはじめる予定でいました。
ところが、いざ「わくわく漢検10級」の内容を確認してみると、はじめて漢字の書き方を覚える息子のドリル用としては、中の漢字を書くマスが少なく練習量が少々物足りないと感じてしまったのです。
とは言え、はじめて漢検を目指す低学年のお子様向けドリルとしては優れています。
ひととおり1年生の漢字を覚えた後、漢検10級を受験する前の復習用として最適なドリルだと思います。
「いちまるとはじめよう!わくわく漢検」の記事です。ドリルの中身もご覧になれます。
まだ漢字の読み方も覚えていない息子でも取り組めるような漢字ドリルを新しく探すために、大型書店に足を運びました。
わたしの一押し漢字ドリルは、「下村式となえて書く漢字ドリル 漢字練習ノート」です。
下村式となえて書く漢字ドリル漢字練習ノート小学1年生
書き順をとなえながら書くちょっと面白いドリルです。
この下村式ドリルは、とにかく子供の食いつきが抜群でした。
中を見るなり、息子は
「面白そう!!やりたい、やりたい。」
私が見開き1ページやってみてね!と話したのですが、
「もっとやりたい!」
と好反応で思わず、にんまり(*‘ω‘ *)
子どもには、漢字の書き順を唱えながら書くというのが面白いみたいです。
喜んでとなえながら漢字を書いていました。低学年のお子さんに特におすすめしたいです。
下村式の漢字ドリルをやっている息子を見て感じたことは、
●となえることで書き順を正しく覚えられそう。
●楽しく取り組めるドリルが一番。
漢字を書く練習というのは漢字好きは別として、あまり楽しいものではないと思うのです。
やりなさいと親に言われて無理やりやらされているのと、自ら楽しく学習するのとでは吸収力に大きな差が出ます。
お子さんが楽しいと感じることができる漢字ドリルを選び、やる気を引き出したいですね。
下村式 漢字練習ノートの特長とおすすめポイント
①値段がお手頃価格
なんといってもこのドリルの魅力は、定価500円という良心的なお値段です。お値段が高いからと購入をためらうことはないと思います。
②1ページがA4サイズの大判
中の漢字を書くマスが大きい。文字が見やすく書きやすい。
サイズが大きいためドリルの厚みがなく、ページを開いたままキープできます。
書きやすさというのは、1年生にとって重要なことだと思うのです。
漢字を書くマスの数もちょうどよいと感じました。少なすぎても覚えられませんし、
多すぎてもお子さんが負担に感じてしまうと思います。
③書き方をとなえて覚える
書き順をとなえることで、漢字の書き順と読み書きがしっかり身につきそうです。
漢字の書き方だけではなく読み方も一緒に勉強できます。
まだ購入したばかりで、数ページしかやっていなのですが、下村式の漢字ドリルで練習した漢字は覚え読み書きができるようになりました。正しい書き順で書くこともできています。
④なりたちを知って漢字を楽しく覚える
まついのりこさんのほのぼのとしたイラストがとにかく可愛いのです。
漢字のおおもとの意味や組み立てもわかります。
また、よみかたとかきかたのもんだいは、一つのお話になっているところが他の漢字ドリルにはなく良いなと思うところです。
⑤漢字の並び順がテーマ別になっている
漢字の並びは、なりたちのテーマ(人体・動物・植物・住居・自然・道具・服飾・その他)で分けた漢字の順です。
漢字への理解を深めながら学習がすすめられます。
子どもの食いつきが良いということももちろんですが、内容的にも下村式の漢字ドリルが
はじめて漢字を学習するドリルとして、いちばん適していると感じました。
2020/04/14追記
小学2年生からは、こちらの漢字ドリルを一番おすすめします。
すみっコぐらし小学1年の漢字
すみっコぐらしの漢字ドリルは女の子向けのドリル。キャラクター好きにはたまらない?イラストがとても可愛いし癒されます。
子どもの好きなシールが78枚ついています。すみっコぐらし好きなら楽しく学習できること間違いなしですね。
図鑑漢字ドリル1-6年生危険生物
書店でひと際目を引いたのは、図鑑漢字ドリルシリーズです。
図鑑の解説から書き取り問題を出題されています。
問題の文章は、学研の図鑑LIVEシリーズをもとに作成されており、1冊で小学校で習う漢字をすべて網羅しているのが特徴です。
また、漢字の穴うめをすることにより「危険生物」の知識も得ることができる優れモノ。
わが家の場合、ドリルの対象が小学1年生から6年生のため購入には至らなかったのですが、将来の購入候補となりました。
他に、鉄道・昆虫・恐竜があります。
旺文社漢字の使い方がわかる漢字の正しい読み書きドリル
漢字の読み書きをテーマ別に覚えられてこれは良い!と下村式の漢字ドリルと一緒に購入したのが、旺文社の漢字の正しい読み書きドリルです。
見開き1ページに、テーマごと(向きや大きさをあらわす漢字)の漢字の読み書きの練習ができます。
曜日や漢数字、体の部分などはテーマごとにまとめて覚えてしまったほうが頭に入りやすいのでおすすめです。
ドリルをぺらぺらめくり、「面白そう、これもやりたい」
と言われました。息子にも好評です。
旺文社のドリルは他にもシリーズがあり、息子が塾で使用するためわが家にもありまます。
1026字の正しい書き方の内容はいいのですが、文庫本サイズのため大きさが小さめです。小学1年生が使用するにはもう少し大きいサイズのほうが適しています。
1026字の正しい書き方とセットで使用する漢字ドリルもあります。
セットで使うが適している教材なので、漢字の正しい書き方ドリルだけで練習するのはおすすめしません。
最初の1行をなぞってしまうと漢字の書き順がわからなくなります。
塾では1026字の正しい書き方順でテストの問題が出題されるため、わが家では塾の漢字テスト対策用として使用しています。
まとめ
旺文社の漢字ドリルを実際に使用し比較してみると、下村式のドリルのよさがよくわかりました。漢字を覚えるという点でもすでに効果が出ています。
夏休みは、普段なかなかできない勉強に取り組んだり、学習習慣をつけるチャンスです。
勉強は漢字に限らず、遊びやゲームを取り入れたりして楽しく学ぶのが一番身につきます。
低学年のお子様がいるご家庭に、親子で一緒に漢字の学習を取り組んでほしいなと思います。
私が選んだ小学1年生におすすめの漢字ドリル
おすすめの漢字検定ドリル
おすすめの計算ドリル
小学校低学年で計算力を鍛えることも大事なことです。
息子は毎日タイマーを使用し、塾の宿題から出される計算問題をを解いています。
毎日20問、確実に計算スピードが上がっています。
小学校の授業では計算カードを使用して勉強をしていますが、息子はクラスで一番速く計算でき、瞬時に答えられます。学校の宿題も瞬殺で終わります。
計算を速くできるようにするためには、毎日続ける、これが大きなポイントです。
毎日続けるのと、1週間に1度まとめてやるのとでは力のつき方に差が出てしまいます。
隂山式百ます計算(低学年向け)
百ます計算に取り組む前の計算ドリルです。