年長息子の語彙を増やす、自ら辞書を引く習慣をつけるために、
実際にわたしが大型書店に足を運び、
4社の絵じてんを比較し、選んだおすすめの「ことば絵じてん」をご紹介します。
その前に、現在年長の息子に「ことば絵じてん」を購入しようと思ったきっかけから
お話したいと思います。
息子が年長時、サピックス入室テストを受験しました。
まだ新1年生なので合格はできましたが、このとき、息子の語彙力・読解力のなさを
はじめて知ることとなりました。
なぜ、わたしが語彙力・読解力が大切であると考えたのかはこちらのサピックスの記事をお読みください。
入室テストを受けたおかげで息子の今後の課題が明確になり、
早く気づくことができてよかったと思っています。
そこで、文章の読解力をつけなくてはいけないと取り組んだのが
「くもんの文しょう読解ドリル」です。
文章読解ドリルのご紹介記事です
毎朝取り組むと決めてやり始めた「くもんの文しょう読解ドリル」ですが、
ここで、問題が発生しました!
問題文の中に言葉の意味がわからないものがあり、答えられないことが判明したのです。
文章の読解ドリルと並行して、語彙力を増やさなくてはいけない。
そこで、わたしが検討した語彙力を増やすための本を探しました。
4年生までに身につけたい言葉力1100
こちらは現在の息子にはまだ難しい内容でした。
そこで、幼児にもわかりやすくイラストで言葉の意味が説明されている、
ことばの絵じてんを購入することにしたのです。
ことば絵じてんは各社種類が豊富です。
まずは、小学館と角川のことばのえじてんからご紹介します。
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小学館 ことばのえじてん
書籍の内容
●ことばをグループ分けした絵本のような構成で3100語を掲載。
●幼児に身近な英単語160語を掲載
●ひらがな、かたかなをただしく覚えられる書き順表
●図鑑にも負けない迫力のページ
●動きやもののようすをあらわすことばが充実
対象年齢:3~6歳
定価:3,400円+税
発売日:2008年11月20日
版型:AB版/432ページ
今回わたしが息子に「ことばのえじてん」を購入した目的は、
①語彙を増やす
②辞書を引く習慣をつける
上記の理由です。
小学館のことばのえじてんは、言葉の意味よりも例文が先に書いてあるのが気になりました。
くもんのえじてんも書店で見ましたが、あいうえお順の配列ではなく、
ことばをグループ分けして場面別に構成されています。
えじてんで辞書を引くことが目的なので、くもんと例文が先に記載されている小学館のえじてんは購入の対象から外すことにしました。
角川 ことばえじてん
書籍の内容
●幼児向け辞典最大数の約4100語を五十音順配列で掲載。
●言葉と実体験が結びつく、親しみやすいイラスト。
●先取り学習にも対応した漢字と英語つき。
対象年齢:幼児
定価:3,600円+税
発売日:2015年2月24日
単行本: 415ページ
次に、私がおすすめする学研と三省堂の絵辞典をご紹介します。
学研 ことばえじてん
書籍の内容
●五十音順配列で、3300語を厳選
●たくさんのことばが覚えられる「ずかんのページ」も充実。
●場面別に仲間のことばを集めたイラスト・写真のページも充実
●ひらがな・かたかなポスター付き。
対象年齢:3〜7歳
定価:3,400円+税
発売日:2013年11月19日
判型:規大/ページ数463ページ
縦:26cm横:21cm
三省堂 こども ことば絵じてん
書籍の内容
●好評のロングセラーの増補版。
●6歳までに必要な基本語2904語を五十音順に収録。
●反対語や使用例、子どもに説明するときのヒントやキーワードもついている。
●「どうぶつ」などのテーマ別項目も随所に配置。
●新たに「ていねいに はなそう」(敬語の基礎)を16ページ増補し、敬語の基礎が学べます。
対象年齢:2歳から6歳
定価:3,900円+税
大型本: 431ページ
発売日: 2016年4月15日
三省堂の絵じてんは小型版もあります。
わたしが三省堂を選んだ理由は同じ言葉で比較したとき、ぱっと見たときに見やすいと思ったからです。
わたしは実際にいくつかの同じ言葉を各社比較して三省堂のことばの絵じてん購入を決めました。
同じ言葉で比較したほうが選びやすいと思いますので、角川・学研・三省堂の絵辞典を「たこ」ということばで比較してみます。
まずは、角川です。
次は学研です。
次に、三省堂です
「たこ」という言葉は、角川の絵辞典には食物のたこはありますが、たこあげのたこはありませんでした。
このように、3社比較してみると、掲載されていることばや例文も絵辞典によって違います。
学研と三省堂は右側が説明文で絵を挟んで左側に例文があります。
わたしは枠の囲い方も学研と三省堂のほうが見やすいと感じました。
どのえじてんにするか、お子さんに選ばせるのもいいですね。
絵じてんを実際に息子に見せてみると、思いのほか食いつきがよく隣に書かれている
ことばも読んだりしています。
対象年齢が2歳からなので、小さいお子さん向けの辞典だと思いますが、
6歳の息子でも楽しんで見てくれています。
ただ、絵辞典だけでは、実際にことばを調べてみると絵辞典に掲載されていない言葉もでてきます。
絵辞典では足りない言葉を補うためにわたしが絵辞典と国語辞典を同時購入した、
幼稚園児から対象のドラえもんの国語辞典です。
まとめ
年齢だけで考えるとドラえもんの国語辞典だけでいいように思います。
ですが、イラストがあったほうが言葉をイメージしやすいです。
年齢で選ぶのではなく今のお子さんのレベルに合ったものを選ばれるのがいいと思います。
サピックスの入室テストを受けた後、早稲田アカデミーの説明会やテストも受験しました。
テストでは息子が見たこともない食物や植物、日本の行事など幅広く出題されました。
そのときわたしが感じたことは、読み聞かせや読書、幼少期から語彙力をつける、
日常生活の中でたくさんの言葉を教えてあげることの大切さを感じました。
2018/06/27追記
息子が小学校に入学してから早いもので3ヶ月経ちました。
実際に学校でこくごやさんすうの授業がはじまり思うことは、やはり語彙力と読解力がないと全ての教科の成績に影響がでるということです。
算数の授業では文章題を解く問題をやっています。
問題文を正しく読むことができないと正解できません。
また、言葉を知らないと答えられいのです。
語彙力を増やすこと、本を読むことで思考力が育まれます。
受験を考えていないご家庭にも、人間形成の土台作りに最も大切な幼少期のうちから
知性を育ててほしいと思います。
わたしがおすすめする絵辞典と辞書
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